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「未来のチラシ」を構成するのは3つのサービス。そのひとつが「ハッシュタグチラシ」だ。これは、チラシに載せたい商品の「低価格」以外の魅力を伝えることができるサービス。例えば、「#神ストック #リモート」「#防災 #ながら備蓄」など商品の活用シーンやおすすめポイントなどをハッシュタグで表示する。「ハッシュタグチラシ」は、紙だけでなく電子チラシの製作も可能でSNSなどのデジタルサービスと連携させることもできるようだ。
この「ハッシュタグチラシ」をよりわかりやすくするのが2つ目のサービス「動画チラシ」。凸版印刷の動画製作サービス「movring(モブリン)」を活用し、安価・短納期で「ハッシュタグチラシ」の訴求内容をショート動画にまとめることができる。
そして、ユーザーが「ハッシュタグチラシ」のなかで選んだテーマ(ハッシュタグ)に該当する月間特売商品を表示できるデジタルチラシが3つ目の「パーソナルDBチラシ」。ここではチラシ未掲載商品も含めた対象商品を一覧で表示し、データオリエンテッドなチラシを実現する。
今後の展開は?
現在、トライアルを実施しているイトーヨーカドー各店では、上記3サービスのうち「ハッシュタグチラシ」と「動画チラシ」の制作・配信、店舗での展開方法および効果検証が行われているようだ。なお、トライアル期間は2021年3月31日まで。今回、検証の対象となっていない「パーソナルDBチラシ」は、スムーズかつ最適な購買をサポートする基盤として機能拡充を図っているところだ。具体的には、ライブコマース機能や商品レコメンド機能、対話型検索機能を組み込み、ゆくゆくは各社のEC機能と連携する基盤として提供していくという。
「未来のチラシ」は、関連受注含め2025年度までに累計約50億円の売上を目指すとのことだ。
PR TIMES