来客もカギがいらない!?
このマンションには、同社の子会社であるDXYZ株式会社が株式会社ヘッドウォータース協力のもと開発した顔認証IDプラットフォーム「FreeiD(フリード)」を導入。住民は「FreeiD」アプリに登録した顔情報で、エントランス・宅配ボックス・メールボックス・エレベーター・各住戸の解錠が可能となる。
また、カギを持たない家族や知人に対して制限時間付きの入室権限を付与する「OneTime(鍵貸し)」機能も用意。同マンションの間取りがひとり暮らし向け(1K・1DK)であることを考えても、この機能は重要な気がする。
「クレイシアIDZ王子」は、JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子」駅より徒歩4分、都電荒川線「王子駅前」駅より徒歩6分という立地にあり、現在入居を募集中だ。
1度の登録で複数の顔認証サービスを使える
このマンションに導入されている「FreeiD」は、集合住宅のみならずオフィス・ホテル・飲食店・タクシーなどさまざまなシーンで利用できる顔認証プラットフォームとして開発された。従来の顔認証サービスと異なる点は、アプリに顔情報とユーザー情報を1度登録するだけで複数の施設やサービスを使えるというところだろう。「FreeiD」を活用したオフィスでは、社員の入館はもちろん、来客に対してアプリを通じて予定表を渡しておけば予定時刻に来客が端末に顔をかざすだけで入館することができるようになる。来客の入館は担当者に自動で通知される仕組みだ。
また決済機能も実装。アプリから利用したいサービスを選択し、登録情報と決済情報を連携させることでスーパーなどでの顔認証決済が可能となる。
最近では、マンションをはじめ無人ストア「HESTA SMART STORE」、「富士急ハイランド」などでも顔認証技術が活用され、安全性と利便性を同時に実現する仕組みができつつあるように感じる。また、バスの顔パス乗車などの実証実験も実施されるなど、今後顔認証はあらゆるシーンに普及していきそうだ。顔認証に関するTechable(テッカブル)記事はこちら。
PR TIMES