Webサイト内のテクニカルエラーを特定し、売上棄損額を可視化
最近ではEC市場が成長する一方、技術的パフォーマンスの課題による売上棄損額も増大している。たとえばページ読み込みに時間を要して直帰率が増加するといった課題は、スムーズな事業運営の妨げとなる。そうした課題に対するソリューションを提供しているのが、イスラエルのカイザリアに本社を置くWebeyez社。2013年設立の同社によるSaaS「Webeyez」では、ECサイトなどのWebサイト内で起こるテクニカルエラーを特定し、売上棄損額もリアルタイムに可視化する。
また、従来はエンジニアがその都度アクセスしていた定量データをダッシュボードに表示するため、事業責任者やマーケターが簡単に状況を把握できることもポイントだ。社内共通のコミュニケーションツールとして、スピーディーな意思決定に貢献するものとなっている。
2014年からイスラエルスタートアップへの支援を継続
サムライインキュベートは2014年にイスラエルへ進出して以来、同国スタートアップへの支援を継続。前述の「Samurai Incubate Fund6号投資事業有限責任組合」の投資対象領域は、物流やヘルスケアなど多岐にわたる。Webeyez社のCEOであるウリ・シュトラウス氏は、今回投資を受けることを決めた理由のひとつとして、サムライインキュベートチームのリーダーシップを挙げている。同チームは、アーリーステージのイスラエルスタートアップの中で高い評価を受けているようだ。
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(文・早川あさひ)