現在は、シェアやコピーができる無料ブックのみ作成可能だが、2021年内にはトリップブックを販売して作者が利益を得られる有料ブックに対応する見込みだ。
多機能な「スケジュール」
同サービスで作成されるトリップブックは、「スケジュール+旅のブログ」という2部構成になっている。スケジュール部分はそのままコピーして実行するのもよし、そのプランをもとに日付・人数・観光スポットなどを変更して自分らしい旅行プランにアレンジするのもよし。スケジュールには位置情報も入っているため、土地勘のない場所でも安心だろう。また、地図ソフトへ情報を渡せば経路や移動料金なども検索できるようだ。
トリップブック内の「出発」や「ホテル」のアイコンから予約サイトへ移動できるうえに、日付や人数などの情報を引き渡すため旅行サイトでの手続きも簡略化できるとのこと。そのほか、持ち物リストも作成できるので、忘れ物防止にも役立ちそうだ。
ノーコードで作成できる「ブログ」
ブログの部分は、誰でも簡単に作成できるのがポイント。トリップブックのスケジュールで旅をしたあと、「ブログ作成」ボタンを押すとスケジュールそのままのブログフォーマットが出てくるという。あとは、穴埋めをする要領でテキストと写真を入れていくだけでブログが完成する仕組みだ。なお、同サービスの開発パートナーは「NoCodeCamp」。同サービスは、ひとつの旅の経験をみんなで共有して誰かが行くことでさらに旅をアップデートし、また次の人へ共有するという旅のアップデートの循環を目指したものだ。
そのためには、多くの人が使いやすいシステムが必要だろう。そういう意味では、ノーコードで作成できるブログ部分や多機能なスケジュール部分は同サービスの根幹を支えるものだといえるかもしれない。
年内に開始予定の有料ブックでは、作者のマネタイズもできるようになるとのことで、今後の動向が気になるところだ。
PR TIMES