これを受け、2021年3月10日~8月31日の期間、グランフロント大阪 北館3階の「ニトリ 企業様向けショールーム(NITORI BUSINESS&REFORM)」にてMRグラス「Magic Leap 1」を活用したXR体験創出の実証実験を実施する。
目の前にリアルなシステムキッチンが出現
同実験では、「Magic Leap 1」を装着した体験者・スタッフの目の前に3Dのシステムキッチンが出現し、「Magic Leap 1」のコントローラー操作で引き出しの開閉をするなど、まるで実際に製品に触れているかのような体験が可能だ。また、従来の限られたスペースではすべてを展示することが難しかった複数のカラーバリエーションやオプションの組みあわせも「Magic Leap 1」を通じて体験できる。
さらに、「Magic Leap 1」上には各パーツごとの説明動画が表示されるため、スタッフの案内とあわせてより詳細に製品について知ることができそうだ。ちなみに、これらのバーチャルな製品体験は複数人同時にできるとのこと。
検証後は体験者へのアンケート結果などをもとにコンテンツのニーズ把握や商用展開に向けた分析などを行い、新たなXRサービスの創出に向けた両社のさらなる連携を検討していく構えだ。
「Magic Leap 1」用のMRアプリ
今回活用された「Magic Leap 1」についてはTechable(テッカブル)でも何度も取り上げてきた。現在、KDDI株式会社と中国のNreal社が共同開発した「NrealLight」とともに、国内で拡がりつつあるMRグラスのひとつといえるだろう。そんな「Magic Leap 1」がニトリのショールームに登場するにあたり、株式会社x gardenはドコモ協力のもと先述のXR体験を創出するMRアプリ「システムキッチンのMR・シミュレーションアプリ」を開発・提供した。同アプリは「Magic Leap 1」のほかショールームに設置されているiPadでも体験できるとのことだ。
今後、家具などのショールームにXR技術が導入されれば、サイズ感・使用感とともに幅広いカラーバリエーションなどを確認できるようになり、より納得のいく買い物体験が実現するかもしれない。
PR TIMES(株式会社ニトリホールディングス)
PR TIMES(株式会社x garden)