スタッフ約1人分以上はたらくロボット
今回本格導入される「駅そばロボット」は、ロボットアーム2本を活用して人と協働できる調理ロボット。「ロボットアーム2本×人」というスタイルの調理ロボットが実店舗で導入されるのは日本初のことだという。1本目のアームで生そばを番重から取出してテボ(茹でザル)へ投入し、2本目のアームで「茹でる」「洗う」「締める」という一連の調理工程を完全自動化する。
同ロボット導入により、店舗全体の約12時間分程度、従業員約1人分以上の作業量を代替することが可能となるようだ。くわえて、安定した美味しさを提供できるのもポイントだろう。
今後も同ロボットの導入を推進し、2026年までにJRフーズが運営する駅そば店30店舗への導入を目指すとのことだ。
3倍以上の生産性
同ロボットは、2020年3月に「そばいちnonowa東小金井店」にて実証実験を実施した。このときはロボットアームは1本のみで、そばの自動調理を行っている。同実験で得た知見をもとに改良されたのが今回の双腕モデルだ。同実験の時点では、1時間のそば生産量は40食だったのに対し、双腕モデルは3倍以上の150食を生産できるという。なお、改良された同ロボットは、2021年2月16日~19日に東京ビッグサイトで開催された「国際ホテル・レストラン・ショー2021(HCJ2021)」に出展されている。HCJ2021では、「そばロボット」のほか「フライヤーロボット」「ディッシュフリッパー」「食洗機ロボット」「フードスキャンレジ」などのロボットやシステムを1店舗に集結させたロボットキッチンが展示されたようだ。
PR TIMES