そしてこのたび、「STYLY for Nreal」を活用してMRミュージックコンテンツ「AGARTHA」を制作。2021年2月23日~25日の期間、世界最大級のモバイル見本市である「Mobile World Congress(MWC)Shanghai」に出展する。
可視化された音がインタラクティブに動く
「AGARTHA」とは「内に在る世界」を意味するらしい。同作品は、生物・無機物問わずすべてのものに霊が宿る「アニミズム」という思想のもと、音に宿る霊を可視化している。部屋という限られた空間の中心を起点に展開する音がさまざまなカタチとなり、鑑賞者の立ち位置によって多様に変化するという作品だ。制作には、同社の立ち上げメンバーであり、プログラマー、テクニカルディレクターなど幅広く活躍するgo氏(個人名義はhaquxx)が参加。YouTubeで公開中のメイキングムービーはなかなかおもしろい。
「STYLY for Nreal」とは?
今回活用された「STYLY for Nreal」は以前Techable(テッカブル)でも取り上げているが、ここで少しおさらいしておこう。「STYLY for Nreal」は、KDDI株式会社と中国のNreal社が共同開発したグラス型MRデバイス「NrealLight」に特化したクラウド型MRコンテンツ配信プラットフォームだ。同アプリにより、「NrealLight」上でSTYLYに公開されているVR・ARコンテンツや「STYLY Studio」で制作したコンテンツを体験することができる。
また、「STYLY Studio」を活用すれば、WebブラウザのみでMR空間制作が可能。Unityをはじめさまざまなサービスやファイルフォーマットにも対応しており、複雑な操作なしでMR空間制作ができるのも特徴だろう。
なお、現在日本で販売されている「NrealLight」は「Xperia 5 II」「Galaxy Note20 Ultra」でのみ動作するため、アプリはAndroid版のみの提供だ。
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