同展示場は常設サイトとして運営され、季節やテーマを設けて入れ替わる展示やショーを展開していく見込み。その役割は、ニューノーマルの新しい販売ツール、きものファッションの表現ツール、顧客とのコミュニケーションツール、海外への販路拡大など幅広いようだ。
和服へのハードルを下げる
「京きもの語り」へはユーザー登録のみでアクセス可能。VR機器など専用ツールは不要で、スマートフォンやPCから気軽に楽しめるようになってる。これにより、対面販売方法では和服に触れる機会の少なかった20代・30代の女性でもその魅力を簡単に体験することができるという。メイン展示場は「京都きものXR巴」。ここには3団体のきものと帯が集結し、さまざまなコーディネートを披露する。空間内にいる人をくるくると回してコーディネートをチェックすることもできるようだ。
同サイト内に広がる「バーチャル京都」の構築を手がけたのはBIMobject Japan株式会社。石畳や木の質感などの細部にまでこだわったリアルな空間となっている。また、3D撮影により実現した「工房ツアー」においてもきものの製作過程を複数展示するなど開発支援を行った。
「京きもの語り」へ行ってみよう。
サイトにアクセスすると古都・京都の趣深い風景が広がる。その街を移動しながら「ちりめん工房」や「西陣織工房」、「京友禅工房」などを3Dで見ることができた。各工程での解説もなかなかおもしろい。これが「工房ツアー」のようで街歩きを省きたいという人は画面左上の「工房ツアー」を押すことで数種類の工房へ直接行くこともできる。同じく画面左上にある「京都きものXR巴」を押すと、開放感のあるバーチャル店舗へ移動する。店内には和服の女性たちがおり、気になるコーディネートは人の上にあるアイコンから詳しくチェックできる仕組みだ。また、店舗内のモニターや棚に置かれたPCから3団体の詳しい情報や公式サイトにアクセスできる。
豊富なコンテンツとシームレスな設計が魅力のサイトとなっていた。
PR TIMES(京きもの語り)
PR TIMES(BIMobject Japan株式会社)