最新規格となるThunderbolt 4のケーブルはすでに他メーカーからも展開されているが、Cable Mattersのものは2メートルという長さが売りで、マーケットで展開されるものとしては最長とうたう。
業界初の2メートル
Thunderbolt 4の最大データ転送速度は40Gbpsと、大容量のデータを迅速に転送できる。これは実はThunderbolt 3と同じだが、最大の違いはThunderbolt 3の場合40Gbpsでの転送ができるのは長さ0.8メートルまでで、それ以上になると速度が落ちる。一方のThunderbolt 4は最長2メートルまでなら40Gbpsでの転送が可能で、Cable Mattersの新製品はそれを実現したものだ。同社によるとThunderbolt 4ケーブルで2メートルの長さは同社の製品が初めてとのこと。
8Kを1台に出力
また、映像出力においても違いがあり、Thunderbolt 3の場合はディスプレイ1台に4K映像を出力できるのに対し、Thunderbolt 4ではディスプレイ2台に4Kを、あるいは8Kを1台に出力できる。1台のデバイスから複数の外部モニターにつなぐということも珍しくない昨今、Thunderbolt 4の需要、そしてThunderbolt 4に対応したデバイスは今後増加することが見込まれる。
もう1つ、Thunderbolt 4では最大100Wの給電に対応しているのも特徴で、ラップトップPCさまざまなデバイスを急速充電できる。なお、Thunderbolt 4はThunderbolt 3、USB4と互換性がある。
Cable Mattersの最新ケーブルは同社サイトで販売されていて、価格は54.99ドル(約5800円)となっている。
Cable Matters Press Release