電動キックボードの自転車道走行実験
KINTONEは、県内初の電動キックボードの走行実験に挑む。使用する機体は「KINTONE Model One」というデザイン性と機能性を両立させたモデル。電動モーター(250W)を前輪に、バッテリーを底面に収納し、ミニマルでスタイリッシュな印象だ。大口径タイヤで衝撃吸収性や安定性に優れ、乗り心地がよいのもポイントだという。また、機体についているたった1つのボタンでさまざまな操作が可能となる。例えば電源のオン・オフはボタンを長押し、ライトをつけるにはボタンを1回、速度の制限モードの切り替えはボタンを2回押すという感じだ。ちなみに、時速は制限モードで18km/h、スピードモードで25km/h。
現在、電動キックボードは所定の要件を満たすことで原動機付自転車として公道走行が可能だが、自転車道の走行は認められていない。同実験では、自転車道(つくば霞ケ浦りんりんロード)の一部区間にて走行実験を行い、すれ違い・追い抜き・並走など、さまざまな条件下で電動キックボードの安全性・活用可能性を探っていく。
なお、同実験は2月16日~20日の10:00~12:00、13:00~15:00の間、一般公開される。関鉄観光本社事務所にて受付をすれば体験できるようだ(各日先着80名)。体験後アンケートに協力してほしいとのこと。
多角的な実験内容に注目!
「つちうらMaaS実証実験」では、電動キックボードのほか複数の実証実験が行われるようだ。まず、ジョルダン株式会社ののアプリ「乗換案内」を活用し、タクシーを含めたマルチモーダル経路検索にくわえ、キャッシュレスで「つちうらMaaSモバイルチケット」を購入できるというもの。「つちうらMaaSモバイルチケット」には、「土浦グルメ・ショッピングチケット」「霞ケ浦観光遊覧船乗船券」「予科練平和記念館観覧券」「土浦市内バス1日乗車券」があり、スマートフォンひとつで各施設・店舗の利用およびバスの乗車が可能となる。
次に、2月22日~3月11日に実施されるAIコミュニティバス運行実験。市民の移動手段確保を目的として、地区と既存路線バスのバス停・商業施設などを結ぶコミュニティバスを運行する。なお、AIを活用したオンデマンドバスは3月3日からとなり、それまでは時刻表にもとづく運行となるようだ。
そして2月26日・27日には、上記コミュニティバスのバス停から自宅までのラストワンマイルを担うモビリティとして株式会社ZMPの自動運転一人乗りロボット「ラクロ」を活用した走行実験も行われるとのこと。
PR TIMES
つちうらMaaS