今回は、「本音でいられる居場所づくり」を目指して生まれた同サービスにフォーカスしてみよう。
マイペースにゆったりと投稿
「Peer Radio」の大きな特徴は、いいね機能や視聴回数の閲覧機能がないこと。多くのSNSではこういった「数字」が公開され、ユーザーのなかにはいわゆる「SNS疲れ」を感じる人がいるなか、同サービスは承認欲求などをなくして自分の気持ちを整理したり、同じような境遇の人と悩みや気持ちを分かち合えるような場所として存在している。また、ライブ配信機能も備えていない。これは、ユーザー同士が常につながった状態を作らず、自分のペースで投稿できるようにするための設計だ。
ユーザーは、自分のきもちを声に出して整理したり悩みを相談したり、共感した相手にコメントを残したりと「数字」を気にせず、本音での投稿やコミュニケーションができるとのこと。
安全なコミュニティを目指して
「Peer Radio」のもうひとつの特徴は招待制であることだろう。「他人を傷つけない」「相手の気持ちを考えてコミュニケーションを取る」「感情的になって攻撃的・批判的なコミュニケーションを取らない」といったコミュニティの安全を守るための指針があり、それに共感したユーザーが信頼できるユーザーを招待することで安全なコミュニティを実現していこうというわけだ。招待コードを持っていれば招待枠に制限はなく何人でも招待可能。招待コードがないユーザーは運営チームに連絡し、いくつかの質問に答えると招待コードがもらえるという。
同サービスは、2021年1月28日にアップデートを実施し、過去投稿を探すことができる「検索機能」を追加した。これにより、自分と同じような境遇や価値観を持つ人の投稿がより一層見つけやすくなるようだ。今後は、コミュニティの安全性を第一として、「声の寄せ書き」クラウドファンディングや音声に関するメディアの開設などに取り組んでいくとのこと。
なお、現在はiOS版のみの提供だが、Android版も開発中で事前登録を行っている。
PR TIMES