このたび、同プログラムにおいて世界18カ国85社のスタートアップを採択。また、日清食品ホールディングス株式会社や株式会社伊藤園などがパートナー企業として名を連ねるなか、今回新たに三菱ケミカルのほか3自治体がパートナー企業に加わった。
ロボット技術に注目
2020年9月に開始した「Food Tech Studio - Bites!」。わずか3ヶ月の間に世界30ヵ国218社からの応募があったという。そのなかから85社のスタートアップを採択。3月のデモデイに向け、すでにパートナー企業との事業開発を進めているとのことだ。採択企業のひとつとなったのがTechMagic株式会社。厨房で腕を振るう調理ロボットやセントラルキッチン・食品工場などで活躍する業務ロボットの開発を手がけている企業だ。なお、同社と株式会社プロントコーポレーションが共同開発する全自動パスタ調理ロボットは、2021年内に新規オープンする「プロント」に導入される見込み。
また、全自動下膳ロボット「ACUR-C」を開発したスマイルロボティクス株式会社も採択されている。「ACUR-C」は、アームがついた自律走行型のロボットで、飲食店などでの下膳作業をこれ1台で完結できるというもの。同社はこのたび、「つかむ」「はこぶ」を完全自動で行う同ロボットで「配膳の無人化」も実現し、動画を公開している。
パートナー、18社3自治体に
「Food Tech Studio - Bites!」は、「食」という幅広い領域のなかで、「Wellness&Health」「Sustainability」などのカテゴリを設けスタートアップを募った。パートナー企業には、先述の日清食品や伊藤園のほかフジッコ株式会社、ハウス食品グループ本社株式会社、カゴメ株式会社など大手企業が参画。戦略パートナーとしては株式会社博報堂、日立グローバルライフソリューションズ株式会社、東日本旅客鉄道株式会社などが挙げられる。
このたび新たに戦略パートナーとして三菱ケミカル株式会社が参画。また、自治体パートナーとして加賀市、神戸市、新潟市が参画している。
同プログラムは、総勢18社3自治体のパートナーとともに運営をさらに加速し、事業共創を推進していく構えだ。
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