ユーザーがサインアップをおこなうと、「Genetic Ink」からDNA採取キットが送られてくるので、頬の内側の細胞を採取して送り返す。すると、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた、プライバシーセキュリティが整備されているラボで、送られてきたDNAをチェック。遺伝子情報に基づき、デザイナーのMathieu Daudelin氏によって、Sparkと呼ばれる模様を用い、キャンバス上にアートとして配列されていく。
そうして、“あなただけのDNAアート”が完成する。ユーザーは、17の色彩設計パターン、4つのサイズから選択可能で、12×16インチサイズは200ドル、3×4フィートサイズは700ドルという価格設定になっている。
これらの作品はあくまで芸術的鑑賞物であり、詳細なDNA情報を公にする科学的なデータ物、および個人を特定するようなものではないことを頭に入れておきたい。そもそも、生命の根幹を成す遺伝子は、その構造自体が本来美しいものなのかもしれない。“世界に1つしかない”ユニークなアートを、あなたの自宅のリビングに飾ってみては。
Genetic Ink