寝室など照明を落とした環境でスマホなどの端末に充電ケーブルをつなげようとして手間取った経験はないだろうか。複数の端末を所有し、1日に何回も充電するとなると、小さなポートにケーブルを差し込むのが意外に手間だったりする。

そこで今回紹介するのはマグネットでつなげられるケーブル「Vulcan」。端末のポートに近づけるだけで、ぱちっとくっつく。しかも最大出力は100WとMacBook Proの充電にも使える。

リバーシブル接続

Vulcanはケーブルと端末のポートに差すチップで構成される。チップと、ケーブルの先端に超強力なN52ネオジム磁石が埋め込まれ、近づけると磁力で互いを引っ張って「自動的」にくっつく。リバーシブルなので、暗闇でも簡単に接続できる。

チップはマイクロUSB、ライトニング、USB-C用がそれぞれ用意されていて、スマホやタブレット、PCなど頻繁に使用する端末に取り付けておくことで、異なる接続規格のガジェットでも同じケーブルが使えるようになる。

データ転送にも対応

チップは付けっ放しにしておいても何ら問題はない。邪魔になるどころか、防塵・防水機能を備えているので端末保護に役立ちそうだ。

また、VulcanはPower Delivery 3.0に対応し、最大100Wの出力でデバイスを充電できるのもセールスポイント。外出前にスマホやMacBook Proなどを急いで充電したい場合などにかなり重宝しそうだ。もちろんデータ転送にも対応する。

Vulcanは現在クラウドファンディングサイトMakuakeでプロジェクトを展開中。ケーブルとチップ1種の基本セットの価格は記事執筆時点で5024円（税込）〜。チップ各種も単品で購入でき、こちらは750円（税込）となっている。

申し込みは3月13日まで受け付け、6月末までに配達される予定だ。

Vulcan/Makuake