同展覧会のメインパートナーは「TikTok」。両者は新たなユーザー体験を制作し、それらを含めた計6作品を公開するようだ。
3つのエリアで特殊な「ととのう」状態になろう
「TikTok チームラボリコネクト」は、サウナエリア・冷水エリア・アート浴(アート空間で休憩)エリアからなる。3つのエリアががひとつながりの空間となり「ととのい、アートと一体化し、リコネクトする」という一連の行動のなかで、新たな体験を提供していく。ここで言う「ととのう」とは、サウナ・冷水・休憩を繰り返すこと(温冷交代浴)によってもたらされる脳科学的にも非常に特殊な状態のこと。「ととのう」ことによって感覚が鋭くなり、頭はすっきりし、美しいものをよりいっそう美しく感じられるようになるという。
感覚を研ぎ澄まし、アートと一体となることで、心と身体と環境が自分という存在の全体性であることに気付き、世界と時間に再びつながること(リコネクト)を目指すのが同展覧会だ。
展示作品、一部公開中!
「TikTok チームラボリコネクト」では、「超自然現象」とそれによる認知そのものの変化をテーマとしたチームラボの新たなアートプロジェクト「Supernature Phenomenon」を体現する新しい作品群を含む複数の作品を公開予定。その展示作品の一部が公開されている。
例えば『空中浮揚 / Levitation』。空間を浮遊する球体は、ヒトが触れるなどの衝撃を受けると床ぶつかったり転がったりするが、しばらく衝撃がなければ自らの状態を修復するかのように再びゆっくりと空中に上がっていく。まるで物理の法則に反する超自然現象かのように万有引力に逆らい動く球体が、見る者の認知そのものを変化させていくかもしれない。
『増殖する無量の生命 - A Whole Year per Year / Proliferating Immense Life - A Whole Year per Year』もまたユニーク。この作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。人々のふるまいの影響を受けながら永遠に変化し続け、全体として同じ絵は二度と描かれないという。
展覧会ハイライト動画はこちら。
2019年以降、アートとサウナによる新しい体験を模索してきたチームラボ。九州の御船山楽園にて「チームラボ かみさまがすまう森」や「チームラボ 廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」などの展覧会を開催してきた。このたびの「TikTok チームラボリコネクト」では、イノベーティブなテクノロジーを生みだす「TikTok」とのコラボレーションに期待する人も多いのではないだろうか。
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