そして1月18日より、同展覧会を4K技術で楽しめる3Dオンラインビューイングを無料公開。自宅からでも会場にいるような感覚で鑑賞できるほか、作品のオンライン購入も可能なようだ。
「鬼大名」による東京初の企画展
「Up_01」は、アーティストであり京都芸術⼤学⼤学院で教育にも携わる「⻤⼤名」こと⻤頭健吾氏・⼤庭⼤介氏・名和晃平氏の3名が、京都で注目される10名の気鋭アーティストを紹介する企画展。「⻤⼤名」はこれまでアーティストフェア京都やアンテムール京都・那覇・ソウルなどの企画に携わり、若手作家の作品を広く紹介してきた。そんな「鬼大名」による東京初の企画展が「Up」。
第1回目の出展アーティストは、今西真也、岡田佑里奈、鬼頭健吾、三枝由季、品川美香、新宅加奈子、名和晃平、山田康平、大和美緒、和田直祐の総勢10名(敬称略)だ。⻤頭・⼤庭・名和ゼミの院生、卒業生を中心に構成されている。
リアルな鑑賞体験ができる
「Up_01」の特設サイトを少し覗いてみた。会場のなかでひときわ存在感を感じさせる作品が真ん中に展示されている。大和美緒さんの「under my skin」という作品だ。490cm×240cmという大きさも圧巻だが、まるで血管のなかを拡大したかのような真っ赤なその作品には、思わず凝視してしまう魅力があった。
細かいタッチとユニークなタイトルが印象的な三枝由季さんの作品「肩が痛い」も興味深い。作品の下にあるアイコンから作品詳細ページを開き作品をクリックすると、虫眼鏡のように細部を確認できるようになっていた。実際の会場で作品に顔を近づけて見るように、気になる部分を拡大することができるのだ。ほかにも、魅力的な作品が並び、その美しさはさすが4Kといった感じ。
銀座 蔦屋書店では、2020年11月から4Kの技術を使った美しい3Dオンラインビューイングの公開をスタートしている。過去には「北大路魯山人展」「古刀の景色と現代刀の挑戦」などを公開し、より臨場感のある展覧会を開催してきた。今後も自宅などから楽しめるリアルなオンライン展覧会が開催されることを期待したい。
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