そもそもFlashって?
Flashは、Adobe Systems社(旧Macromedia社)のウェブコンテンツ製作ツールだ。アニメーション等の動画のほか、Action Scriptと呼ばれるプログラミング言語を利用することでゲームの作成などが可能。企業のホームページ用コンテンツや個人単位でも様々なコンテンツが制作され、2000年代初頭のネット技術の進歩に大きな役割を果たしてきた存在ともいわれる。しかし、HTML5の登場やスマートフォンの普及など様々な要因が重なり、Adobe Systemsは昨年末にFlashのサポートを終了した。
Flashを世界中の人に
「多くの人に愛されてきたFlashを、そのまま終わらせてしまうのは口惜しい。なんとかしたい!」そんな想いから始まったプロジェクトが、ソニックムーブ社の「Flash lover」だ。これは、世の中にある「Flash資産」を後世に残すことをを目的としている。「Flash lover」は、Flash(swfファイル)をHTML5に変換する技術を活用し、ブラウザ上でFlashと同等のハイクオリティなコンテンツを再生可能にするという。世界中の人がFlashを投稿することができ、「Flashにはこんなに面白いコンテンツがあるんだ!」と、ユーザー皆で楽しむことができるのだ。
「Flash lover」に投稿するのは簡単だ。ログインして、マイページからタイトルや説明文などと一緒にFlash(swfファイル)をアップロードすれば完了。自動的にHTML5に転換され、Flashがサイト内に掲載される。難しい手順は何ひとつ必要なく、簡単に自分がつくったFlashを世界中の人に見てもらえるという。
ソニックムーブ社はすでにBtoBサービスとして、FlashをHTML5に変換するクラウドサービス「JswPlayer」を開発・運用しており、クオリティの高さには自信を覗かせる。同社は「Flash loverが続く限り、Flashという素晴らしいコンテンツを後世に残し続けることができます。世の中のFlash loverの皆様のご協力をお待ちしております」と述べた。
PR TIMES
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