株式会社ギブリーは、LINE公式アカウント運用サービス「LIBERO(リベロ)」のサービスを開始した。
不必要な情報は「ノイズ」に
いま、日本で「LINEを使わない人」を見つけるのは難しいだろう。LINEは、約8,600万人が毎日のように利用する「生活インフラ」としての地位を確立したコミュニケーションツールだ。友人同士のチャットだけでなく、好きな商品やサービスの最新情報を得るタッチポイントとしての立ち位置も得つつある。今、多くの企業は「LINE公式アカウント」を取得し、LINEを通じて消費者とつながることが多くなった。ユーザーにとっては日々様々な情報を得る「生活インフラ」であるからこそ、不必要な情報を受け取ると「ノイズ」と捉えられ、以降は無視されてしまうことも。
ギブリーによると、これからの企業のLINE運用に求められるのは、メルマガのような一方通行の情報配信だけではなく、「友だち(公式アカウントを友だち追加したユーザー)」一人ひとりを分析したうえで、最適なコミュニケーションを図ることだという。
一人ひとりに最適なコミュニケーションを
ユーザーを解析することで、エンゲージメントの高いオンライン接客を実現するという「LIBERO」。以下にその機能をみていこう。「ラベル機能」は、ユーザーが行った特定のアクション毎に「ラベル」貼りをして、ユーザー属性を管理できる。例えば、「4人家族で3ヶ月以内に商品購入を検討しているユーザー」にのみ、キャンペーンのお知らせをプッシュ通知するなどが可能だ。
「友だち経路分析」では、ユーザーがいつ・何を通じて「友だち登録」したかの経路を判別して、記録。特定の店舗やイベント時に「友だち登録」を行ったユーザーに、特別なクーポンを配信するなどして「レア感」の演出ができる。
「CRM機能」を使うと、ユーザー単位で情報を集約し一元的に管理・閲覧が可能になる。これまでのアンケート結果や、友だち追加日時、友だち登録経路などがまとめてダッシュボード上に表示され、グループ分けも容易。さらにこれらの情報を基に、ユーザー属性の分布、数値変化などをグラフで表示したレポート作成が可能だという。
一辺倒な方法で働きかけるのではなく、ユーザー一人ひとりにとって最適なタイミング・方法でコミュニケーションを図るのは、ビジネスの基本だ。「LIBERO」は企業のLINE運用の転換点になるのかもしれない。
PR TIMES
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