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WILLER、京都丹後鉄道沿線エリアにてAIオンデマンド交通の実証実験を実施

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MaaS事業をグローバルに展開するWILLER株式会社は、グループ企業のWILLER TRAINS株式会社が運行する京都丹後鉄道の沿線エリアにて、AIオンデマンド交通「WILLER mobi」の導入に向けた実証実験を実施する。

同実験は、令和2年度国土交通省「日本版MaaS推進・支援事業」の一環として実施されるもので、京都府協力のもと実現するようだ。

MaaSアプリ活用のオンデマンドサービス

今回の実証実験では、京丹後市の一部エリアにおいて自宅2㎞圏内の移動をシームレスかつ安心なものにすべく、「WILLER mobi」を活用。新たな交通サービスの有効性や課題を検証していく。

MaaSアプリ「WILLER」や電話から予約をすると、10分前後で指定場所に車両が配車されるという。ユーザーの乗降車場所や利用時間などを踏まえて最適なルートや運行スケジュールを算出したり、需要の先読みをしたりするAIルーティング技術により、移動時間やコストを最適化することができるのが特徴だ。

対象となるのは、2021年1月26日~2月8日の期間は峰山町エリア。2月9日~2月22日の期間は、峰山町にくわえ大宮町エリアも含む。基本的には8:00~17:00の運行となるが、2月12日・13日、19日・20日の金土のみ18:00~25:00も利用可能とのこと。

同サービスを利用するには無料モニターに応募し、メールで届くURLから「WILLER」をダウンロードする必要がある。同アプリでは、「WILLER mobi」の予約のほか、公共交通のスムーズな乗り継ぎ検索やタクシー配車予約なども可能なようだ。

WILLERの取り組み

WILLERの取り組みについては、これまでTechable(テッカブル)でも何度か取り上げている。

同社は、2020年2月にMaaSアプリ「WILLER」を活用して、京都丹後鉄道にQRコードのキャッシュレス決済を導入。同年11月には、同鉄道において複数社が携わった「Visaタッチ決済」も導入した。

また、シンガポールやベトナムなどでもグローバルに事業展開しており、2020年12月にはシンガポール国立庭園にて2年間におよぶ自動運転の実証実験を開始している。

公共交通のキャッシュレス決済や自動運転、そしてこのたびのAIオンデマンド交通サービスなど、人々の移動にフォーカスしたさまざまなサービスを展開する同社に今後も注目していきたい。

PR TIMES

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