その問題を解決するタイプがBoseから発表された。激しいエクササイズでも耳から外れないイヤーフックデザインの「Sport Open」だ。しかも外音も取り入れられる構造になっている。
耳に密着せず
Sport Openは名称にある通り、運動時の使用を想定して作られた。多くのワイヤレスイヤホンが耳穴に押し込むタイプなのに対し、Sport Openはフックが付いていて、ツイストして耳の外側にイヤホンを当てるように装着する。「耳穴を塞ぐ」という使い方ではなく、実際には耳に密着しない。これは車の音や人の声など、必要な音声を取り込めるようにとの意図だ。発表によると、ワイヤやネックバンドを気にすることなく、また必要な音を取り込みながら運動に集中できるヘッドフォンを要望する声が同社に多数寄せられていたのだという。
超軽量で防水
スポーツ向けだけあって、各イヤーピースはわずか14グラムと超軽量。また防水・防塵規格IPX4をクリアしているので雨や汗にも強い。そして肝心の音質はというと、16ミリのダイポールトランスデューサにより、大きくはっきりした音声を楽しめるとのこと。スマートフォンとはBluetooth 5.1で連携し、Sport Openの表面をタップしてオン・オフや音楽再生、音量調整などを操作できる。マイクも内蔵されているので通話にも使え、音声アシスタントの利用も可能だ。
Sport Openの駆動時間は8時間。2時間でフル充電でき、20分の充電で3時間再生できるだけのバッテリーが賄える。
価格は199.95ドル(約2万1000円)で1月20日から出荷が始まる。
Bose