また、同日より「新型コロナ感染症対策支援キャンペーン」として、支援団体への寄付や深夜帯のライド料金の無料化を実施する。
拡大する「LUUP」
小型電動アシスト自転車のシェアリングサービス「LUUP」は、2020年5月にサービスを開始。小型・軽量ながらアシスト力を備える自転車をだれでも気軽に使えるよう、高密度のポート設置を目指してきた。設置費用・維持コストがかからず小さなスペースに設置できるという特徴からか、都内6エリアでスタートした時点では57カ所だったポートは半年間で200カ所を突破。ちなみに、一部のローソンにも導入されている。
そしてこのたび、高密度なシェアサイクルを実現している「LUUP」のAndroid版アプリが登場。より多くのユーザーにシェアサイクルサービスを提供できるようになった。
ユーザーは、街なかのLUUPポートで乗りたい小型電動アシスト自転車を選び、QRコードをカメラで読み取る。返却する予定のポートをアプリ内マップから予約し、ライドスタート。目的地ポートに着いたら自転車の鍵をかけ、枠線内に駐車して写真を撮影・送信するとクレジット決済が行われるという流れだ。
キャンペーン実施中
Android版リリースとともに始まった「新型コロナ感染症対策支援キャンペーン」は2種類。まず、公共交通機関の利用ができない可能性が高い時間帯(1時~5時59分)のライド料金を無料化するというもの。上記時間内にライドを開始かつ終了したユーザーが対象となる。
次に、2021年1月6日~19日の期間にユーザーが支払ったライド料金の10%を期間終了後に新型コロナウイルス感染症対応関連の募金プロジェクトへ寄付するというもの。ユーザーは普段どおりにライドするだけだ。
そのほかの電動マイクロモビリティは……
同社は現在、「LUUP」において小型電動アシスト自転車を提供中だが、将来的には電動キックボードなどのさまざまな電動マイクロモビリティの提供を視野に入れている。実際に、既存のポートに電動キックボードを設置することを想定し、「LUUP」で提供されている自転車はLUUP電動キックボードとほぼ同じサイズで開発されているという。現時点では「原付」として扱われる電動キックボードのシェアリングサービスにはいくつも壁があるようだ。大まかに言うと、安全性や利便性を実証していくという段階にあるのだろう。2020年には、新事業特例制度を適用した公道での実証実験や、近畿大学での有償シェアリングサービスの実証実験が実施されるなど、実証は積み重ねられているが……。
このあたりのことについて、同社代表の岡井大輝氏にインタビューしているので、興味のある方は読んでみてほしい。
PR TIMES