注目のラップトップはWi-Fi 6Eや5G LTEに対応し、またリモートワーク時代を反映してビデオ通話時の明るさを自動調整したり、カメラのシャッターが自動で開閉したりと一層スマートになっている。人工知能や機械学習を活用して自動でアプリのパフォーマンスやバッテリー寿命を最適化するなどソフトウェアもバージョンアップしている。
カメラに物理的シャッター
一連の新製品の中で最も注意をひくのが、最新ビジネス向けラップトップの14インチモデル「Latitude 9420」と15.6インチモデル「Latitude 9520」。インテルの11世代vProチップに対応する。最大の特徴は、自動で開閉するシャッター「SafeShutter」がウェブカメラについたこと。これは、ビデオ会議などカメラ使用時以外は物理的にカメラが覆われるため、“のぞき見”をシャットアウトするのに役立つ。
この手のものは業界初とDellはうたう。自動開閉が売りではあるが、もちろん必要に応じて手動でカメラ、そしてビルトインされたマイクもオフにすることができる。
起動も素早く
また、センサーでユーザーの着席・離席を感知して自動で施錠・解錠を行う機能もセキュリティを確保するのに役立ちそうだ。インテルのビジュアルセンシングテクノロジーにより起動とロックの動作も早くなっている。そしてハードウェア同様にソフトウェアもバージョンアップしていて、接続やパフォーマンスを最適化する。Latitude 9420はWi-Fi 6Eや5G LTEに対応するため、マルチタスクも楽々こなせるとのこと。
その他のスペックとしては、スクリーン解像度は2560×1600か1920×1280から選べ、RAMは最大32GB、ストレージは最大1TBとなっている。
Latitude 9420は今春の発売が予定されていて価格は1949ドル(約20万円)〜。Latitude 9520は春に詳細なプロダクト情報と価格が発表される見込みだ。
Dell Press Release