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松竹、未来の観劇体験をテーマとしたアプリとAR歌舞伎コンテンツをリリース

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松竹株式会社は、「未来の観劇体験」をテーマにしたアプリ 「INTO by Shochiku」を2021年1月15日にリリース予定。これに合わせて、同アプリ内で楽しめるAR歌舞伎コンテンツ『Reverse Reality ~KABUKI Performance "Shakkyo"~』もリリースするようだ。

テクノロジー×エンターテイメント

近年、同社は先端技術を用いた新しいエンタテインメントの開発を進めている。2018年には、ジョイントベンチャー・ミエクル株式会社を設立。ミエクルは、2019年5月に京都・南座で開催された「京都ミライマツリ2019」に登場した「歌舞伎×AR」や、2019年夏開催のバーチャルとリアルを融合したハイブリッドお化け屋敷「老婆の呪面」などを手がけている。

2020年になると、新型コロナウィルスの影響で、歌舞伎の興行にも変化が起こった。配信サービスをはじめとする「観劇体験」の多様化が進み、今後もさらに続いていくものと予測されているようだ。

そんななか、同社はエンタテインメントと先端技術をかけ合わせたアプリ「INTO by Shochiku」を開発。新たな観劇体験を提供していくという。なお現在、ARにくわえてVRやMRを駆使したサービスの開発も進めているとのこと。

いつでもどこでも楽しめる歌舞伎

今回リリースされる「INTO by Shochiku」で楽しむことができるAR歌舞伎コンテンツにも注目したい。

同コンテンツの主演を務めるのは、歌舞伎俳優・片岡愛之助さん。歌舞伎舞踊の『石橋(しゃっきょう)』を題材とした作品で、愛之助さん扮する獅子が毛を振り回しながら踊るシーンが見どころだ。

コンテンツ内での役者の表現は、ボリュメトリックキャプチャ技術を用いて、実際に撮影した役者の映像から3Dデータを生成。360°の自由な視点から、表情や毛の流れなど細部まで楽しめるとのこと。特に、前後左右に毛を振る動作はARの立体的な映像表現との親和性が高く、実際の舞台のような迫力を表現しているという。

同コンテンツは、スマートフォンやタブレットのカメラを通して、自宅など好きな場所にARを表示して観劇する方法のほか、PC やタブレットで配信される特別な背景映像と合わせて観劇する方法もあるようだ。背景の配信については、1月中旬に発表予定。

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