東大発AIベンチャーのTRUST SMITH株式会社は、AI・ロボティクスの技術を活用したソリューションを提供中。それらの技術は、これまでTechable（テッカブル）でも何度も取り上げてきた。

そしてこのたび、製造業・運送業向けに自動運転車を用いた工場内事業自動化を支援する関連会社SMITH ＆MOTORS （スミスアンドモーターズ）株式会社を設立。最先端技術を駆使しながら、オーダーメイドかつワンストップで工場内の事業自動化をサポートしていく構えだ。

さまざまな技術で工場の事業を自動化

新会社SMITH ＆MOTORSは、TRUST SMITHが有する技術を活用し、製造業・運送業における工場内の自動化を推進していく。

具体的には、TRUST SMITHがこれまで開発してきた自動搬送ロボット、自動搬送トラック、自律走行型フォークリフトなどの技術が活用される見込みだ。

また、自動運転システムに必要とされる、運転者行動予測AIと歩行者行動予測AIによる道路や工場内の状態認識、配車システムによる最適な配車と指示を行うプログラム、アクティブ式超音波距離測による距離や速度のある車両間の位置把握などの技術も活用して、工場内の自動化を図るとのこと。

このような自動運転車を利用した的確な自動化システムの設計を作業工程に合わせオーダーメイドで行っていく。さらに、設計後の試運転や現場での運用、メンテナンスに至るまでワンストップで担うのもポイントだ。

新会社、続々……

TRUST SMITHはこれまでも、障害物回避型アームアルゴリズムをはじめとする最先端のアルゴリズムを活用したソリューションの提供により、製造業や運送業における課題解決に貢献してきた。

2020年8月には、製造業向けのスマートファクトリー化を専門とするSMITH ＆ FACTORY株式会社を設立。続く10月には、倉庫の完全自動化を目指すSMITH＆LOGISTICS株式会社を設立している。

11月には、自社製品の開発を加速させるべく東京工場を開設したり、メカトロニクス分野を中心とした技術の創出と実用化を目指す関連会社となる次世代ロボティクス・バイオニクス研究所を設立したりと躍進中だ。

そんななか誕生したSMITH ＆MOTORSは、人手不足解消と人件費削減に貢献しつつ、データ蓄積と効率的走行ルートの作成や事故率ゼロの安全な走行の実現を目指していくとのこと。

PR TIMES