2021年3月より、同社が運営する個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」に導入される予定だ。これに先駆け、同システムを導入したいオーナーの募集を開始した。
アプリで施錠・開錠
「AnycaKEY」を活用すると、車のオーナーと借りるドライバーが対面することなく車の貸し借りができる。オーナーは、取付工事不要でトランクや助手席などのスペースに専用のキーボックス(FREEKEY BOX)を設置。そのなかに車のカギを入れ、オーナーやドライバーがアプリを操作すると、キーボックス内の物理的な装置が動作し、鍵のボタンを押して施錠・開錠ができるという仕組みだ。
ドライバーは車を開錠後、ボックスからカギを取り出して車を利用し、返却時はカギをボックスに戻してアプリで車を施錠するという流れ。
2020年11月時点では約300車種に対応しており、今後も順次拡大していくとのこと。2022年4月以降、月額1,650円を予定しているが、それまでは無料で利用できるようだ。
現在、「Anyca」にてクルマ登録を完了していることや、「AnycaKEY」に対応している車種を所有していること、スペアキーを持っていることなどを条件に、同システムを導入するオーナーを募集中。
気軽で安心なカーシェアに期待
「Anyca」は、国内での個人間のカーシェアが発展途上にあった2015年にサービスを開始した。オーナーとドライバーをマッチングし、スマートフォンひとつで手続きができる点や、安心の保険・緊急時のサポート体制を構築してる点などにおいて注目のサービスとしてTechable(テッカブル)でも取り上げている。2019年には、「0円マイカー」というサービスを開始。これは、同社が所有するレンタカー登録およびカーシェア受け渡し用機器の取り付けをした車の駐車場を提供し、管理(洗車、清掃などを含む)することで付与されるポイントの範囲内で無料でその車を利用できるというもの。
こうして、2020年9月時点で、累計登録台数16,000台以上(750車種以上)、登録会員数は35万人以上となり、サービス開始から延べ21万日以上のカーシェアが行われたという。
順調に拡大を続ける個人間のカーシェアに、時間的制約などをなくし非対面を実現する「AnycaKEY」を導入することで、オーナー・ドライバー双方の利便性向上が期待できそうだ。
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