『Feather』は、2019年のヴェネツィア国際映画祭VR部門「VENICE VIRTUAL REALITY」でのワールドプレミアをはじめ、釜山国際映画祭「VR Cinema」、SIGGRAPH「VR Theater」など世界各国10以上の映画祭VR部門にノミネートされた作品だ。
主人公に勇気を与える「羽」をあげよう
同作品の舞台は、古い屋根裏部屋にひっそりと置かれているドールハウス。そこにいる小さな人形の少女がバレエダンサーになる夢を追いかけるという物語だ。少女が困難にぶつかったとき、視聴者は少女に白い羽のかたちをした「FEATHER」を渡すことができるインタラクティブ性がポイントのひとつだろう。「勇気」や「はげまし」を意味するシンボル「FEATHER」を受け取った少女は、夢へと突き進んでいく。
CG特有の冷たさを感じさせない心温まる世界観と、ピアニストの森下唯氏が手がける空間音声を用いた立体的な音楽が魅力の約12分の作品だ。
同作品の監督はVR・3DCGアーティストの伊東ケイスケ氏、プロデューサーはVR映画プロデューサーの待場勝利氏が務めた。
ちなみに、Techable(テッカブル)では過去に、伊東ケイスケ氏が監督を務めたアニメーション作品とのインタラクティブ性が特徴のVRアニメーション「Beat」についても取り上げている。
VRコンテンツのサブスク対象作品
同作品がこのたび、60か国以上で展開されるアプリケーションストアVIVEPORTにて配信開始。VRコンテンツサブスクリプションサービス「VIVEPORTインフィニティ」の対象作品となっており、同サービス加入ユーザーは購入なしで視聴可能だ。「VIVEPORTインフィニティ」は、1000本を超えるVRタイトル(ゲームおよびアプリ)にアクセスし放題のサービス。1ヶ月1,500円で利用でき、12ヶ月の年間契約なら1ヶ月1,000円で利用可能だ。
VIVEPORTで配信されることで、自宅で気軽に同作品を楽しむことができる。VRコンテンツがいよいよ身近なものになってきたようだ。
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