2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、多くの人がステイホームしながら楽しめるモバイルゲームを手にとった。同社によると、今年はモバイルゲームにとって「一つの変革の年」となったようだ。
モバイルゲームのインストール数が45%増加!
モバイルゲームに対するユーザーの需要が急増し、昨年と比較してインストール数が45%増加。成長率においても、2019-2020年は前年同期比40%増加。さらに成長のほとんどは、ユーザーが自分でアプリを見つける「オーガニックインストール」の需要増によって牽引されたことが特徴だ。また、ゲームジャンルが「ソフト(簡単)」であるほど、総インストール数の伸び率が高いことがわかった。老若男女誰でも簡単に遊べるハイパーカジュアルをはじめ、カジュアル、ミッドコアのゲームは、より本格的なハードコアなどと比較して、少なくとも2倍の成長率を示している。
AppFlyerによると、これまでゲームをやっていなかった新規プレイヤーが自宅にいながら気晴らしを求めて、初めてモバイルゲームに挑戦するようになった影響が大きいという。
“リマーケティング”が企業にとって最大のチャンスに?
今回のレポートでは、企業のマーケティング方法のひとつ「リマーケティング」が大きい効果を持つことがわかった。リマーケティングとは、以前アプリを利用したことがあるユーザーに向けて、再度アプローチを行う手法のことだ。リマーケティングを活用したゲームアプリは、課金ユーザー1人当たりの平均収益95%増加をはじめ、リテンション、課金ユーザーのシェアなどのパフォーマンスを大幅に向上させている。
一方で、パフォーマンスの向上は明確であるにもかかわらず、ゲームアプリにおいてリマーケティングの採用率は低く、特に「ソフト」ジャンルの間では普及していないのが現状だ。AppsFlyerゲーム部門責任者のブライアン・マーフィー氏は「モバイルゲームアプリで最も見過ごされている戦術はリマーケティングであり、ユーザーの再エンゲージメントが2020年の収益の重要なドライバーとなっています。」と述べた。
今後さらなる成長が期待されるモバイルゲーム市場。企業にとって最大のチャンスはリマーケティングにありそうだ。
PR TIMES