1972年に設立した「江崎記念館」は、創業以来の江崎グリコの歩みに関する資料や商品、創業者である江崎利一氏ゆかりの品などを展示し、一般公開されている企業ミュージアム。今回オープンした「江崎記念館Web-VR」では、VRならではの演出や角度で楽しめるポイントもあるとのことだ。
グリコといえば、あのマーク!
「江崎記念館Web-VR」の大きな特徴は、自宅などからでも専用アプリやデバイスを使わずに体験できることだろう。これにより、距離的な問題で来館できなかった人や、新型コロナウィルスの影響で外出を自粛している人なども気軽に館内を見て回ることができる。同コンテンツでは、江崎グリコ創業の歴史や創業時から現在まで受け継がれているさまざまな「創意工夫」などを見ることが可能だ。
また、「グリコ」といえばあの「ゴールインマーク」が浮かぶ人もいるだろう。そんな「ゴールインマーク」の誕生秘話やデザインの変遷などもチェックでき、「きっかけはそうなの? 」「このデザインがしっくりくる」など思い思いの感想が浮かんできそうだ。
さらに、大阪道頓堀のシンボルともいえるグリコネオンの初代から5代目までをジオラマで見られるなどワクワクするポイントもある。
キャラメルのおまけ約4000種類を展示
グリコの製品には、「Pocky」や「ビスコ」、「papico」や「プッチンプリン」など長く愛されているものが多いが、はじまりはおもちゃ付きのキャラメルだ。子どもの栄養状態が十分でなかった時代に「食品を通じて国民の体位向上に貢献したい」と作られたのがあの「グリコ」キャラメル。栄養菓子として売り出された「グリコ」におもちゃを付けたことで、カラダだけでなくココロの健やかな発育も同時に実現しようとしたという。
同コンテンツでは、その「グリコ」を試作や製造する際に使用していたハート形ローラー・しゃもじ・真空釜を展示している。また、創業時代から現在に至るまで約4000種類におよぶ「グリコ」のおもちゃも展示中。老若男女を問わず楽しめるポイントでもある。
ほかにも、歴史を感じる自動販売機や、リヤカーのような販売車、販促キャンペーンの資料、創業者の部屋など興味深いポイントがたくさんあった。なかでも創業者の語録「利一語録」には、「息がくさくなるほど考えよ」などユニークなものがある。
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