同製品はWi-Fiを搭載しており、離れた場所からでもスマートフォンによる操作を可能にする。
水槽照明をアプリで一括管理
「Ga CLEAR LED POWER WiFi 600」は、淡水・海水に対応した水槽用の照明だ。専用アプリを使うと、タイマー設定と調色設定を一括管理できる。照明のON・OFFのほか、3色の独立したLEDのバランスを自由に設定することも可能。また、各色の照射を明るさ0%から100%まで24時間を10分刻みで操作できる。これにより、朝や夜など雰囲気や生活スタイルにマッチした照明設定が可能となるだろう。
同製品は、観賞魚等のペット用品の製造販売を行うGEXの製品開発力と、イノカのAIやIoTの知見を掛け合わせ、約3年かけて製品化したイノカはじめての販売製品となる。
生態系に寄り添うイノカの取り組み
イノカは、「100年先も人と自然が共生する世界を創る」というビジョンのもと昨年創業したスタートアップ。ある水域の環境を陸上の水槽内に再現する「環境移送技術」の研究開発および社会実装を推進中だ。今年5月には、沖縄の久米島付近の海面水温を再現した完全封鎖環境内の実験でサンゴの人工抱卵に成功している。現在、生態系の価値を「ひろめる」「いかす」「のこす」という3つの領域で事業を拡大中。
例えば、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにて、小学校低学年~高学年を対象として「空っぽの水槽」に参加者が半年かけてサンゴ礁の生態系を育てていく体験型環境教育プログラム「よこはまサンゴ礁ラボ」を開催したり、生態系の価値を五感で味わう「食べリウム」を実施したりとユニークな取り組みを展開中だ。
また、SDGsの目標14「海の豊さを守ろう」の達成を目指し、東工大発ベンチャーのaiwell株式会社とともに海洋環境を保護するための共同事業にも着手した。
Techable(テッカブル)では、そんな同社の代表・高倉葉太氏にインタビューを行っているので、あわせて読んでみてほしい。
PR TIMES(1)(2)