そんな子どもの身長の成長を直感的に感じられるアプリが登場した。それが株式会社無重力が開発した、ARで子どもの成長を記録するアプリ「せいくらべ」β版。共有機能も実装し、離れて暮らす祖父母などにも子どもの成長を直感的に届けることができるアプリだ。
将来的には3Dも!?
同アプリは、撮影と身長計測を同時に行い子供の成長を記録する。過去のデータをARで表示させることで、現在の姿との「せいくらべ」が可能となるわけだ。成長記録のデータは、同アプリを利用していない人へもWebARで共有できる機能を実装。URLを共有するだけでAR表示された子どもの姿を届けることができる。ただし、β版での共有URLの有効期限は24時間。
今後、ユーザーフィードバックを踏まえ、有料機能を搭載した正式版をリリース予定だ。
その際、3D撮影や複数のARデータを同時に配置する機能、過去の写真からARデータを作成する機能など複数の機能を追加する見込みとのこと。
対応端末を確認!
撮影と計測が可能な端末は、iOS14以上のA12 Bionic以降のチップを搭載したiPhone(iPhoneXs以降の端末)のみ。そのなかで、LiDARスキャナを搭載した「iPhone 12 Pro」などは高精度の身長計測ができるが、LiDARスキャナを搭載していないiPhoneでは身長測定に30cm前後の誤差が生じるという。誤差がある場合、保存前に手動で修正する必要があるようだ。
一方、共有URLからWebARを閲覧できる端末は、iOS12.0以上の端末とAR Core対応のAndroid端末となっている。
同アプリのプロトタイプは、3Dデータの撮影と身長計測を行う仕様だったという。しかしこれでは利用可能な端末がLiDARスキャナ搭載端末に限定されてしまうということで、β版では、2Dの写真切り抜きによるARデータの生成を行う仕様に切り替えたとのこと。
おかげで、より多くの人が同アプリを利用できるようになった。また、WebARでの共有は、スマートフォン操作に不慣れな人にも優しい機能といえるだろう。
PR TIMES