そこで、登山アプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップは、雪山と山沿いを中心にピンポイントで雪の状況がわかる「リアルタイム積雪モニター」の提供を開始した。
画像で見る積雪状況
「リアルタイム積雪モニター」は、「YAMAP」にアップロードされる「活動日記」と「写真」データをもとに、雪山と山沿いを中心に積雪状況を可視化するサービスだ。複数のエリアに分けられた日本地図上で、積雪状況を見たいエリアをタップするとズームされてより局地的な地域の画像を見ることができる。この画像には撮影日も表示されており、すべて直近7日以内に撮影されたものだという。
また、画像をタップすると「YAMAP」にアップロードされた「活動日記」の詳細を見ることが可能だ。これにより、現地の状況をしっかりと把握することができるだろう。
なお、同サービスは登山体験をテクノロジーでアップデートする研究所「YAMAP LABO」が開発したものだ。同研究所はほかにも、ランドマークを複数指定して該当する「活動日記」を検索する「ランドマーク検索」や、すでに正式リリースされた機能「ルート外れ警告」などを開発している。
「YAMAP」とは?
同社が提供する「YAMAP」は、電波が届かない山の中でもスマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかるというアプリ。また、登山ルートや道中の写真を「活動日記」として保存・公開することができ、安全かつ楽しい登山をサポートしている。さらに、昨年7月には「みまもり機能」を実装。これは、登山者の位置情報を共有する機能で、万が一のときの救助にも役立つだろう。
今年は強い寒波の影響で、日本海側を中心に大雪への注意・警戒が強く呼びかけられている。先日、新潟県では一時およそ1100台の車が立ち往生したというニュースや、鳥取県の大山ではホワイトアウトのなか約20時間遭難した男性が救助されたというニュースもあった。
積雪地帯での活動では「リアルタイム積雪モニター」のような現地の状況把握ができるサービスを活用したほうがいいかもしれない。
PR TIMES