自分1人、あるいは家族だけで病人を支えることに限界を感じながらも、誰かの助けを求めるのは気が引けたり、あるいは助けてくれる人を探す余裕もなかったりする。
そんなときに、近所や友人、知り合いの支えがあればどんなにありがたいだろう。そうしたコンセプトで開発中なのが、患者の家族とサポーターをつなぐソーシャルアプリ「StandWith」だ。
■病人の家族がニーズを具体的に投稿
助けを必要としている人を支えたいと思っている“潜在サポーター”にとっても、誰が何を必要としているのかがわからないのが現実。そこでStandWithでは、患者家族が「子どもの学校お迎え」「庭の手入れ」などと具体的なニーズをアプリに投稿する。
それを見たサポーターは自分にできることであれば申し出て実行に移すことができるというものだ。ご近所付き合いが薄れている現代では、こうしたソーシャルネットワークが、コミュニティの結びつきを強める手段となり得る。
もちろん、それなりのサポーターが登録していなければ、なかなか機能しないという側面はあるが、社会的意義は大きいだろう。
■便利なネットサービスのリンクも
また、コミュニティの架け橋としての機能だけでなく、配車サービスのUberや生鮮食品の配達サービスAmazonFreshなどのリンクも用意し、患者を支える家族の生活をサポートする。
このアプリは現在ベータ版を準備中で、間もなくApp Storeでダウンロードできるようになる見込みだ。
StandWith