この体験コーナーは、パナソニックセンター大阪で開催される「ヘルス&ビューティフェア2021」に合わせ、来年1月9日から3月31日の期間限定で設置される予定だ。なお、展示会以外で常時利用できる体験コーナーの設置は今回が初めてのこととなる。
3つのパワードウェア
パワードウェアとは、センサー・制御・情報・インテグレーション・モバイルコンピューティングといった技術を統合した「着るロボット」だ。このたび体験できるパワードウェアは3種類。![](https://techable.jp/wp-content/uploads/2020/12/b10952ce2181beb8fcab78b3b9e59374-1-300x122.png)
今後も、歩く姿勢や癖などの個人差を意識したアシスト制御手法の開発と小型軽量化を進め、快適な着心地を追求していくとのこと。
「HIMICO」には、新型コロナウィルスの影響で増加が懸念されるフレイル(運動機能や認知機能などの低下が見られ、健康と要介護の中間に位置する状態)予備軍の健康状態の改善が期待されているようだ。なお、昨年秋には、「HIMICO」を用いて歩行支援を行う体験ツアーを京都にて実施している。
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3つ目は、「ATOUN MODEL Y 」に腕アシストユニット「+ kote」を追加し、腰だけでなく腕のアシストも行う「ATOUN MODEL Y + kote」だ。これは来年1月発売予定の製品。
ちなみに同社は、これら3種類のパワードウェアのほか大型パワードスーツ「NIO」も開発中だ。
ATOUNパワードウェアの特徴
ATOUNのパワードウェアは、着てスイッチをONにするだけで、各種センサーにより人の動きに応じて自動でモードが切り替わり、そのとき必要な動力を提供する。例えば「ATOUN MODEL Y 」は、持ち上げる(アシストモード)、歩く(歩行モード)、荷物を下ろす(ブレーキモード)を自動で切り替えるという。
交換可能なバッテリーを採用し、長時間の作業でバッテリーが切れても交換するだけで簡単に作業を再開できるのも特徴だ。また、本体は軽量で防水・防塵性能を備え、さまざまな環境で使用することができる。
同社は今年6月、クリエイティブ集団「PARTY」の協力のもと、Sci-Fiプロトタイピングという手法を生かして実現すべき「パワードウェアのある10年後のライフスタイル」へのプロセスを示す「ATOUN Vision 2030」を策定。そのなかで、10年後のパワードウェアは技能やスキルを「ダウンロードして着るもの」に変わるというビジョンが盛り込まれている。
PR TIMES