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ペンシルベニア州立大が「GoChain」のノードに、ブロックチェーンで物流を見える化

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ペンシルベニア州立大学スミール・カレッジ・オブ・ビジネスは、卒業生がCEOをつとめるブロックチェーンソリューション「GoChain」との契約を発表した。これにより同大学は、GoChainブロックチェーンネットワークのノードになる。

サプライチェーンの追跡を目指すGoChainのブロックチェーンネットワークには、すでにLenovoやアメリカの衛星放送サービスDish Networkなどの有名企業が参加しており、ペンシルベニア州立大学も50の早期参加組織のひとつとなる。

ブロックチェーンによるサプライチェーンの追跡を実用化

サプライチェーンの追跡はブロックチェーンと相性が良いといわれ、研究開発および社会実装が進められてきた。サプライチェーンが追跡できれば、輸送過程や生産者の属性などが見える化できて、効率化や不正検出、消費者への信頼提供といったことが可能になる。

サプライチェーンの追跡は従来より行われいるが、ブロックチェーン活用でより簡易で正確になるとして注目されてきた。GoChainは、ブロックチェーンを利用したサプライチェーンの追跡を実用的なものに。このほどペンシルベニア州立大学が加わったことで、サプライチェーン研究機関の研究者リソースがフル活用されることになりそうだ。

DAOが研究資金調達の新しい形になる可能性

研究者らのメリットとしては、プロトコルによって運営が自動化された組織形態「DAO(自律分散型組織)」の研究を進められることがある。

GoChainはコンセンサスアルゴリズムに「Proof-of-Reputation(PoR:評判による証明)」というものを採用しており、社会的に信用がある組織がノードとなりブロックの信頼性担保を担う(Proof-of-Authority:PoAに近い)。ノードをトランザクションが通過するとトークンが発生。こうして、ブロックチェーンネットワークを維持するための報酬システムが自動化されている。

DAOによる報酬システムが、研究資金調達の新しい形になる可能性もあり、GoChainとペンシルベニア州立大学のコラボレーションから目が離せない。

参照元:Smeal, GoChain agreement building blockchain, supply chain connections/ Penn State News

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