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エキナカ自販機にAIシステム「HIVERY Enhance」導入! 売上増加と業務効率化に期待

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エキナカ自販機「アキュア」を展開する株式会社JR東日本ウォータービジネス(以下、同社)は、2017年よりAIシステム「HIVERY Enhance」を活用した実証実験を行い、最大で50%以上の売上増加など一定の成果を得た。そしてこのたび、自販機の売上増加と飲料補充業務効率化を目指し、同システムを本格導入する。

「HIVERY Enhance」を提供するのは、オーストラリアを拠点とするベンチャー企業のHIVERY社。同システムのほか、小売店向けの棚割最適化ソリューション「HIVERY Curate」を提供し、グローバルなビジネス展開をみせる企業だ。なお、2018年7月には日本法人HIVERY Japan株式会社を設立している。

いつ、どこに、どの商品を投入するか

「HIVERY Enhance」は、同社が保有するPOSデータを活用し、対象自販機に投入すべき売れそうな商品の選定を行う。

また、各自販機の売上予測から差替え商品をどの自販機に投入するかを決定し、売場の品揃えの最適化を図る。このとき、1台の自販機について解析することはもちろん、併設自販機や周辺自販機をひとつのグループあるいはエリアとして解析することも可能で、複数台の自販機から最も差替え商品投入に適した自販機を選定することもできるという。

さらに、売上予測から各商品の欠品までの日数を計算し、収納本数の最適化を図ることで補充回数を抑えることが可能となる。

これにより、自販機オペレーターの経験値などに依存していた商品入れ替えのタイミングや商品ラインナップの平準化が見込め、最適な売り場の提供ひいては売上増加に期待できるという。また、人手不足が深刻な補充スタッフの負担軽減にもつながりそうだ。

独自の事業戦略

同社はこれまでエキナカ自販機である「アキュア」をSuicaなど交通系電子マネー対応にしたり、会員制度「アキュアメンバーズ」を開始したりとさまざまな施策を展開してきた。

その結果、「アキュア」で購入された現金を含む全商品の「いつ」「どこで」のデータと、アキュアメンバーズ登録会員の属性(年齢・性別)データを取得することに成功。年間で2億件を超えるPOSデータを蓄積しているという。「HIVERY Enhance」はこのデータを活用するということだ。

また、同社は顧客一人ひとりに合ったサービスを提供すべく、スマートフォンアプリ「acure pass」を通じて、「セット商品」「まとめ買い」「タイムセール」、サブスクサービスの「every pass」を実施してきた。ちなみに、「every pass」は「日本サブスクリプションビジネス大賞2019」で優秀賞に選出されている。

PR TIMES

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