これに伴い、日本最大級のテニススクールを運営する同スポーツセンター藤沢本校にて、プロ選手やアカデミーの生徒に向けた「mojjo」の試験運用を開始。AIを活用した新たなテニス体験が始まる。
動画とスタッツシートでフィードバック
「mojjo」は、2台の精密カメラと1台のタブレットをコートに設置することで、試合や練習の動画撮影と試合後のスタッツシート自動生成が可能となる製品だ。生成された動画やスタッツシートは専用のスマートフォンアプリやパソコンでいつでも閲覧可能。独占取扱権を取得したMOJJO Japanが日本語版の開発も行っているという。
カメラをコートの横と後方に一箇所ずつ設置すれば、相対する選手2人のラリーを横から見ることも、片方の選手のほうから球筋を見ることもできる。動画内では球の軌道が可視化され、落下点にマークもつけられるため、より直感的に球筋を捉えることができるだろう。
スタッツシートは、試合サマリーとしてファーストサーブインやリターンインの確率、総移動距離、消費カロリー、ブレークポイント獲得の割合などを選手別に表示。ほかにも、「サーブ」にフォーカスした解析結果、ゲーム中のネットポイントやボールの落下点などを解析した「IN GAME」、「メンタル」、「戦術」などが確認できる。
トレーニング機能も実装
今回、日本で初めて「mojjo」を試験運用する荏原湘南スポーツセンターは、テニスコート26面を有する日本最大級のテニスクラブを運営中。ちなみに、テニス漫画「ベイビーステップ」のモデルになったらしい。プロテニスコーチ約40名が在籍し、なかにはナショナルコーチ経験者やナショナルジュニア経験者もいるという。会員にはデビスカップ選手やビリー・ジーン・キング・カップ(旧 フェドカップ)選手などが名を連ねている。
歴史と実績のある同テニススクールでは、練習もハイレベルなものだろう。そこで役立ちそうなのが、「mojjo」のさまざまなトレーニング機能だ。
例えば、1人~複数人でサーブ練習ができる「サーブトレーニング機能」は、サーブの速度や確率を取得にくわえ、レベルを設定することでより詳細なコースを狙った練習が可能となる。
また、「ラリートレーニングモード」では、1~2人で狙うストロークのコースを設定して練習可能。狙うコースは最大36分割でき、より正確なコントロールを身につけられるという。
PR TIMES