実験期間初日の今月6日には、トップスケーターの四十住さくら選手がストリートスポーツとテクノロジーの融合を体験した。
6つの映像をひとつの作品に
実験のコンセプトは、先端テクノロジーを活用したストリートスポーツの振興と次世代アスリートの育成、宮下公園の魅力化の推進だ。同公園のスケート場には、撮影用カメラとして6台の5G対応スマートフォンを設置。さまざまな角度から撮影された映像を5G回線でアップロードし、サーバー上で合成処理を行う。そして、1本のオリジナル映像がダウンロード可能になるとのこと。
技に挑戦していないときの滑りや、単一視点からの撮影映像では死角になる部分の動きなども確認できそうだ。
実験期間は今月20日まで(同12日を除く)。そして、実施時間は9時から17時までとなっている。
四十住選手や次世代プレーヤーも体験!
実験期間の初日には、U-15ストリートスポーツコンペティション「Next Generation Games 2020」の開催に合わせ、四十住さくら選手によるデモンストレーションが行われた。四十住選手は「技をやっていない滑りもカッコよく見えるような撮り方になっているので嬉しい」とコメントした。また、「Next Generations」プロジェクトとも連携。トップアスリートを目指す若い世代のプレーヤーらも、自身のパフォーマンスの映像化を体験したようだ。
Techableでは、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」について何度か取り上げてきた。参画企業約50社で組成された同プロジェクトは、「バーチャル渋谷」のリリースや「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」の開催、宮下公園でのARコンテンツの展開など、各社のアセットと先端テクノロジーを融合させた拡張体験を提供している。
このたびの実証実験は、ストリートスポーツの楽しみ方を拡張する試みとなりそうだ。
PR TIMES