そこで一役買いそうなのが、「Gridspace」というアプリケーション。「Gridspace」には、機械学習と自然言語解析のテクノロジーが搭載されており、会議の内容を自動的に記録し、会話をインデックス化して管理できるという優れものだ。
これらの機能によって、「誰が」「何を」話したのかを判別することができ、しかも、会議の会話の中で、どの部分が最も重要であるのか、ディスカッションのハイライトは何なのかを自動的に拾い出して、各ダッシュボードにまとめてリスト化する。ユーザーは会議内容を、特定のワードや人物などで検索したりできるほか、コメントを残すことも可能。
この「Gridspace」には、専用の「Memo M1」というデバイスが用意されており、会議室に持ち込んで会議内容を記録し、クラウドにデータを保管できる。記録容量年間5ギガバイトまでのベーシックプランは、1ユーザーにつき49ドル、無制限で利用可能なプランは79ドルの定額料金がかかり、無制限プランにのみ、「Memo M1」が付属している。
これまで出席者が各自でメモを取るなどして対応していたところ、「Gridspace」によって、会議の内容を統一管理可能な場所を確保できるようになり、出席者、関係者が自由に情報へアクセスできるほか、重要点は何なのか、認識の共有もスムーズになりそうだ。煩雑で複雑な会議から、明瞭でスムーズな会議へ。ミーティングの効果を劇的に変化させてくれそうである。
Gridspace