そこで、英国のスタートアップがこのほどリリースしたのがiPhoneを使って聞こえチェックができるアプリ「Mimi」だ。特殊な装置は必要なく、アプリをダウンロードすればユーザー自身で聴力がどれくらいなのかを確認できる。
iPhone専用のイヤホンかシンセサイザーHAD 200のヘッドフォン使用が前提となっている。ヘッドフォンを装着し、テストを開始すると、種類の異なる音が出るので聞こえたらiPhoneのスクリーンにある「Left」「Right」のアイコンをタップする。
テスト終了後は、左と右の耳の聴覚がどれくらいのレベルなのか、どんな音を拾っていないのかが表示される。その結果次第では、ユーザーは「ちゃんと聞こえている」と安心したり、受診を決心したりすることになる。
アプリには聞こえチェックのほかにも、聞こえの低下を疑似体験できる機能もある。これは聴力に問題を抱えている人の困難を体験することで、聞こえへの関心を持ってもらおうというねらいだ。
アプリは無料。現在、ユーザーの聴力に合わせて音を“改善”する機能を追加する構想も温めていて、ゆくゆくはこちらを有料化して収入につなげたい考えのようだ。
Mimi