小人の世界を創る
黒板のなかには、小人やシャボン玉、太陽、雲などが存在し、利用者はそこに自由に線を描いたり、タッチしたりして世界の変化を楽しめる。例えば、小人の行く手を阻むように線を引いたり、小人が登れる山を描いたり、小人をタッチしたりすれば、利用者のタッチや描いた線に反応した小人のアクションが起こる。
また、雲をタッチすると雨がふり、雨が降るといちごが成長して小人が食べるなどの連続性にも注目したい。
シャボン玉にはユニークなゲーム性があり、たたくことではしご・火の玉・キノコ・牛などのアイテムが出現。これらのアイテムに小人が反応し、はしごを登ったりキノコで大ジャンプしたりというアクションを起こすようだ。
すでに20施設に導入
タッチパネル型の作品のため、壁にかけることで省スペースで遊び場を作ることができるのも特徴。現在、12月1日から常設展示がはじまった愛媛県の「マイントピア別子 あかがねキッズパーク」のほか、「日産サティオ湘南ららぽーと湘南平塚店」「東京医科大学病院」「奈良健康ランド」、スウェーデンの「MUJI ÅHLÉNS CITY STOKCHOLM」など20施設に導入されている。
チームラボはこれまで、お台場の「チームラボボーダレス」やマカオの「teamLab SuperNature Macao」などの常設展示会場を開設したり、ニューノーマル時代を見据えたプロジェクト「フラワーズ ボミング ホーム」をスタートしたりと、スケールの大きいアートやインタラクティブな体験を提供してきた。
今回紹介した「小人が住まう黒板」は、「デジタルコレクションウォール」などと同じく、施設の一角をインタラクティブな空間にするコンパクトな作品。現在は国内を中心に導入されているが、今後は世界にも広がっていくのではないだろうか。
PR TIMES