そしてこのたび、ジェイアール東日本都市開発が運営する都内の商業施設やJR沿線の高架下空きスペースにポートを設置。なかでもJR御徒町駅から徒歩1分の高架下空きスペースには、東京エリアでは最大数となる駐輪ポートを設置した。
「ちょっとそこまで」に便利
「Charichari」は、1分4円で利用できるシェアサイクルサービス。2018年の福岡市でのサービス開始を皮切りに、今年7月に名古屋市で、9月に東京の浅草・上野エリアを中心に展開している。同サービスは、スマートフォンアプリで探せるポートにある赤い自転車のQRコードをアプリで読み込んで解錠し、利用するだけのシンプルな仕組み。返却時は、自転車の鍵を手動でロックしてライドが終了したことをアプリで確認するという流れだ。
誰でも気軽に利用できる仕組みとラストワンマイルにも便利な安価な料金設定で、現在までに累計300万回以上、月間27万回以上利用されている。
7ポート、78ドック設置
今回ポートが設置されたのは、ジェイアール東日本都市開発が管理する都内の空きスペース7ヶ所。東京エリア最大規模となるJR御徒町駅近くの高架下のポートには29ドックを設置した。そのほか、台東区根岸1丁目に4ドック、秋葉原駅側2k540内駐輪場内に8ドック、SEEKBASE AKI-OKA MANUFACTURE内に10ドックなど、合計78ドックを設置している。
利用用途が限られ、活用・管理の難しいともいわれる高架下のスペースを活用することで、沿線の回遊性向上に貢献できるとのこと。また、ゴミのポイ捨てなども課題となるスペースにポートを設置することで、運営クルーの日々の巡回による整備・清掃も可能となるなど、土地の活用・管理において地形や場所ごとの状況に合わせて設置できるシェアサイクルポートの導入はさまざまな効果を生むようだ。
電動キックボードのシェアリングサービス「mobby」との事業提携や設置数の拡大など、順調に成長している同社の今後に注目したい。
PR TIMES