PCを準備する必要なし
同製品には、タッチパネル液晶ディスプレイに、ホワイトボード機能や、画面共有アプリケーション、ウェブブラウザーなどがあらかじめインストールされている。教育現場や企業での多様なニーズに応えられるよう設計されており、専用PCなどを準備しなくても1台で使用できるように。また、指や添付のスタイラスペンによるタッチ操作が可能など、操作性・利便性も向上している。スタイラスペンの両端は、太さの異なるペン先になっていて、それぞれに色を指定することもでき、4本のスタイラスペンを標準添付。授業などで4人同時に書き込むことも可能にした。
アプリで同時表示も
さらに、画面共有アプリ「ScreenShare Pro」を使うことで、ノートPC、スマートフォン、タブレットなど、最大で6つの画面を表示させることもできるように。事前準備として、画面共有したい端末(PC、スマホ、タブレットなど)に、あらかじめ無料アプリ「ScreenShare Pro」をインストールし、本体の画面には、共有する際に必要なコードを表示。各端末にてアプリを起動すると、コード入力画面が表示されるので、本体の画面に表示されている6ケタのコードを入力することで、端末の画面が本体の画面に表示される仕組みだ。スタイラスペンを使い、共有した画面への書き込みや、保存もできるようになる。
他にも、ANSHI JAPANは、Windows 10搭載のインタラクティブホワイトボード5機種を発売したり、リコーも4K(3840×2160)対応ディスプレイを搭載し、図面や図表などのコンテンツを細部までくっきりと表示できる製品を発売。
2019年に文部科学省が発表した、GIGAスクール構想では、令和5年度までに小学校、中学校全学年の児童・生徒に1人1台のPC普及を目指しているほか、企業ではテレワークなどにより、遠距離で複数拠点での会議が増加。こうした背景を受け、インタラクティブホワイトボード市場は、今後も拡大が見込まれている。
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