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「U-22プログラミング・コンテスト」、各賞が決定!

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国内のIT人材の発掘・育成を目的とする「U-22プログラミング・コンテスト」の最終審査会が11月29日に開催された。今回は新型コロナウイルスの影響で制作者はオンライン参加となったようだ。

最終審査に残ったのは昨今の社会問題をテーマにした作品や数年後の世代の人材育成を目的とする作品など16作品。制作者はオンラインでのプレゼンテーションという慣れない環境ながらもデジタルネイティブ世代らしい強さですばらしい発表を行ったとのこと。

それでは、経済産業大臣賞をはじめとする各賞の受賞作品を一部紹介していこう。

経済産業大臣賞「総合」受賞!

経済産業大臣賞には「総合」「プロダクト」「テクノロジー」「アイデア」という4つのカテゴリがある。

「総合」を受賞したのは、東京医科大学の西村 太雅さん・野田 都里人さんによる「AIを用いた自動車運転能力測定装置」。

これは、高齢者の自動車運転事故削減を目的とした作品で、瞳孔径・瞳孔座標といった眼球情報に着目し、医学的な尺度で運転能力を測定するというもの。今後のサービス化への期待もあり高評価を受けている。

なお、同作品は、ダイヤモンドスポンサーであるSOMPOシステムズ株式会社のスポンサー企業賞「SOMPO賞」も受賞した。

経済産業大臣賞3部門

「プロダクト」は、守山市立速野小学校の越智 晃瑛さん制作の、ひらがな・カタカナなどで書かれた文を点字に翻訳(点訳)できるソフト「点体望遠鏡」。9歳から「点字」に関連する作品を制作し続けた越智さんの「健常者にも『点字』に触れてほしい」という想いがつくりあげた作品だ。

「テクノロジー」を受賞したのは、愛知工業大学情報電子専門学校 坂井田 逸斗さんの「3密チェッカー」。これは、の状態を自動で測定・記録するアプリで、新型コロナウイルスの感染拡大防止を願った作品だ。なお、同作品はスポンサー企業賞「PCAクラウド賞」も受賞している。

「アイデア」は、富士市立富士南中学校の鶴田 慈貴さんによる「deepMusa」。これはアップロードした楽譜の画像から音符や記号を物体検出し、midi、mxml、wav形式のファイルで出力するウェブアプリだ。これにより、楽譜を読みとり想像するよりもリアルな音楽が自動で奏でられるという。同作品も「フォーラムエイト賞」とのW受賞。

経済産業省商務情報政策局長賞!

経済産業省商務情報政策局長賞を受賞したのは6作品。

例えば、デジタルデバイスに触れる機会が多い子ども向けにITマナーを楽しく学べるソフト「Road to IT master」と、画面上のドローンを動かすことでプログラミング的思考を身につけられるパズルゲーム「DRONE FLIGHT」の2つは小学生の作品だ。

また、経済産業省商務情報政策局長賞とスポンサー企業賞をW受賞した作品もある。C/C++・Ruby・Rustに影響を受けた手続き型のプログラミング言語「Pick」は「サイボウズ賞」と、教育・学習用として最適化されたシンプルなインタプリタ型言語「PeriDot」とそれをweb上で実行可能にしたサービス「Peree」は「OBC賞」と、打楽器練習用ウェブアプリ「Let's! パーカス」は「Best Viewers賞」とのW受賞を果たした。

スポンサー企業賞

11あるスポンサー企業賞のなかで、「さくらインターネット賞」を受賞したのは、キーボードをうまく使いAIで動く「キープル」と呼ばれるロボット達を敵から守りゴールまで導くゲーム「キープル」。どの指で押すか、どの順番で押すかを考えるなど独特な面白さを持っているという。

また、「ピーエスシー賞」には、位置情報型ホラーAR体験SNS「ホラーARSNS 夜亡キ」が選ばれた。場所は関係なくアプリを開いて一定距離歩くとランダムに心霊体験が発生する「あるく」モードや、誰かが作った心霊体験を実際にその場所に行って体験する「心霊体験を調べる」モードなどを搭載したアプリだ。

ほかにも、「豆蔵ホールディングス賞」や「CSAJ賞」などが選出されている。

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