同実験で遠隔案内を運用する株式会社ローカルデベロップメントラボにより、「TimeRep」を活用した非対面の観光案内システムが開発されたようだ。
1ヶ所から3エリアの案内を担う
同実験は、ニューノーマル時代の観光案内を確立すべく、福岡市天神の福岡市観光案内所と博多駅総合案内所および福岡市美術館にて非対面での観光案内の有効性などを検証するもの。「TimeRep」を活用した専用モニターの前に利用者が立つ(もしくは画面をタッチする)と、遠隔地にいる案内スタッフとアバターを介して会話ができる。
なお、案内スタッフは1ヶ所のセンターから3ヶ所の観光案内に対応するようだ。実施期間は11月20日~2021年2月28日の11:00~17:00(各休業日を除く)を予定している。
リモート業務を実現するツール
今回活用された「TimeRep」は、非対面・非接触でのサイネージ案内を可能にするエンタプライズクラウドサービスだ。導入側のメリットとして、店舗・時間・スタッフごとに稼働率を把握するダッシュボード機能により人材配置が可能となることやコンバージョンまでのフローをKPIとして見える化することで効率的な案内業務を実行できるという点が挙げられる。
また、利用者にとっても、地図やQRコードなどの表示を伴う案内により、非対面であってもわかりやすい案内サービスが受けられることが期待できるという。
同社はこれまで「TimeRep」を「アバター心理相談サービス」に活用したり、株式会社ジーエルシーの「スマートミラー2045」と連携し遠隔接客サービスを提供したりしてきた。ニューノーマル時代にますます需要が高まりそうなリモートサービスを実現するツールとしてさまざまなシーンに登場しそうだ。
PR TIMES