2019年8月に同サービスを開始して以降、さまざまなシーンにフォーカスした「スマートシャトル」を展開してきた。そのなかのひとつ「エアポートシャトル」が新たなエリア「南紀白浜」にて11月26日より提供されている。
NearMeの事業展開
まずは、Techable(テッカブル)でも何度も取り上げてきた同社のサービスについて振り返っておこう。同社は2018年6月にタクシー相乗りアプリ「nearMe.」をリリース。1年後には新潟県長岡市にて「nearMe.」の実証実験を実施している。
続いて先述の「スマートシャトル」をリリース。以降、「シティシャトル」や「ゴルフシャトル」、「新潟トラベルシャトル」の実証実験や「エアポートシャトル」や通勤シャトル「nearMe.Commute」の運用を行ってきた。
なかでも「エアポートシャトル」は順調に対象エリアを拡大中。今年7月には、「東京羽田空港⇔都内15区」と「沖縄那覇空港⇔那覇市内の対象エリア」、「成田空港⇔都内15区」という3エリアでの展開を実現し、10月には都内の対象アリアを23区に広げた。
4エリア目は和歌山県・南紀白浜!
そんな「エアポートシャトル」の対象エリアに追加されたのが南紀白浜エリアだ。同エリアは熊野古道や温泉、テーマパークなど人気のスポットを有し、ワーケーションなどでも人気のエリアのため訪問者は増加傾向にあるという。一方で、既存の地域の交通網では増加する訪問者のニーズを満たせないケースもあり、新しい交通網整備が求められている状況のようだ。
そこで同社は、日本航空株式会社および株式会社南紀白浜エアポートと連携し、南紀白浜空港と白浜町内の対象エリア間でのサービスを開始した。
これにより、東京から白浜へ向かう場合、自宅から羽田空港までの移動と白浜空港から目的地までの移動に「エアポートシャトル」を活用することができ、ドアツードアのシームレスな移動が実現するだろう。
都内から始まった同サービスが沖縄(那覇)についで南紀白浜にも進出。以前、Techableの取材に応じてくれた同社代表の髙原氏の「将来的には、『地域の良さを発見できる仕組み』も作りたい」という思いにまた一歩近づいたのではないだろうか。
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