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「RehaVR」、「空港から始まる想い出の空想旅」がテーマの新コンテンツ開始

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silvereye株式会社が提供するVRヘルスケアソリューション「RehaVR」に、同社とANAホールディングスが共同展開する新コンテンツが登場する。

また、「RehaVR」の開発・効果検証に携わってきた学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学の今泉一哉教授が新コンテンツに関しても効果検証を行うようだ。

世界の空港を起点とした映像コンテンツ

「RehaVR」は、VRヘッドマウントを装着した利用者が上映される360度動画を見ながら足こぎペダルで散歩運動を行うVRリハビリキット。利用者の見る映像がペダルの動きと連動しリアルタイムに変化していくというものだ。

現在提供されている動画コンテンツは、各地の観光都市や自然の景色、秋田犬との散歩など160個あり、楽しみながらリハビリを続けられるサービスとして全国13施設に提供中。

リハビリを継続するには「楽しさ」は必要不可欠であり、silvereyeは、利用者の楽しみを引き出すコンテンツを考えるなかで「旅行」というキーワードに行き着く。そしてANAHD独自制作の「空港から始まる想い出の空想旅」をテーマとした世界の空港を起点とする360度パノラマ観光映像コンテンツを「RehaVR」上で共同展開することとなった。

まずは、旭川空港を起点とした「ラベンダー畑、青い池を含む北海道 富良野・美瑛散歩」から順次開始していくとのこと。

引き続き「RehaVR」の有効性を検証

「RehaVR」の開発やリハビリに利用した際の効果検証を続けてきた東京医療保健大学の今泉一哉教授は、このたびの新コンテンツに関しても効果検証を行う。

また、長時間の着座が原因とされる旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)に対する「RehaVR」の有効性についても、silvereyeおよびANAHDとともに検証を進めていくようだ。

silvereyeは、「空港から始まる」という物語性のある新コンテンツの提供で利用者の感情移入や没入感を高める効果を期待している。

また、ANAHDは、身体的理由で「思うように旅行・外出ができない」という人に対し、「故郷の長崎空港から実家までの道」や「かつて家族と行った空港から始まる旅」などの空想旅を提供することで経営理念に沿った「世界をつなぐ心の翼」を目指していくとのこと。

平成25年度の東京都福祉保健基礎調査「障害者の生活実態」によると、身体に障害を持つ方が障害を理由に断念・妥協したことのうち「旅行や遠距離の外出」が39.9%と最も高いという。厳しいリハビリを継続するなかで、楽しさや感動を体験できる「RehaVR」は、心も健康にしてくれるかもしれない。

PR TIMES(1)
PR TIMES(2)

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