これまでにも数々のVRを制作
同大学ではこれまでにも、1970年大阪万博の「太陽の塔」をVRで表現したVRミュージアム「甦れ!VR太陽の塔」の制作に着手。前作であるVer2の展示では、1933名という多くの来場者がVR体験し、好評を博したという。本年は、Ver3としてさらにバージョンアップ。大阪万博当事の「太陽の塔の外観」「塔内部の生命の樹」に加えて、太陽の塔の大きな「地下空間」も再現。「いのち」「ひと」「いのり」の3つの部屋を持つ空間で、岡本太郎の壮大なイマジネーションが具現化されている。
VRで楽しむアート体験
前編に鮮やかなコンピュータグラフィックスを用い、音声は美術館の学芸員の声を使用。新型コロナウィルスの影響で、ヘッドマウントディスプレイを装着してVR体験をすることはできないが、岡本太郎美術館会場では大型ディスプレイで映像として公開されている。また、インターネット上の「360度動画」としても一般公開され、岡本太郎美術館のサイトのトップページから訪れることができる。
さらに同美術館は、美術館の展示をVRで楽しめる「太郎VR美術館」も公開中。現在公開中の「高橋士郎 古事記展 神話芸術テクノロジー」の内容も更新されており、自宅にいながらも同美術館の展示を楽しむことが可能だ。
日本工業大学