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Google Glassアプリで、人間の表情から感情を読み取ることも可能に

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Emotientウェアラブルデバイスの中でも、特に注目が集まっているGoogle Glass。San Diegoのスタートアップが開発中の「Emotient」も、Google Glass対応のソフトウェアで、リアルタイムで人間の感情を読み取るという。開発側は、このたび600万ドルの資金を集めたと発表した。

カメラを通じて、「Emotient」のソフトウェアが人間の表情をスキャン。“感情分析”のテクノロジーがそこから読み取れる感情を検出し、即座にデータのフィードバックを返す。

人間の顔の動きによって生み出された表情には、さまざまな感情が込められているもの。ポジティブ、ネガティブ、その中間の状態という基礎的な感情から、喜びや驚き、悲しみ、恐れ、軽蔑や怒り、うんざり感といったような感情や、イライラ感、混乱のような、より高度な感情表現まで読み取ることが可能だという。

Emotient2「Emotient」によって、眼鏡の装着者は、自分が話している相手の表情から感情を汲み取りやすくなるだろう。こうした特徴を活用し、例えばカスタマーサービスや飲食店の接客などで、客の感情の機微に沿って細やかに対応をおこなうことができたり、あるいは、商品やサービスの見込み客の心理に合わせて、マーケティングやプロモーションを実行したりするようなことが可能になる。

実際、自動車メーカーのHondaは、いち早く「Emotient」を導入しており、「Emotient」を使って顧客の好みをリサーチし、それを踏まえてエンジニアやデザイナーが開発を進めているという。

他にも、教育現場で教師が生徒たちの心理状態やフラストレーションのレベルを察知し、迅速に対応することなどにも役立てられるだろう。「Emotient」は、市場に出すことを目標に、現在も開発が進行中だ。

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