米国の錠前メーカー「Kwikset」が展開しているのが、iPhoneをバッグなどに持っていれば、ドアの鍵部分に指でタッチするだけ解錠できる「Kevo」だ。
■専用の錠前がスマホと連携
Kevoは、錠前とアプリ、フォブのセットで、まず錠前を専用のものに取り替える。そして、専用アプリ(無料)をスマホにインストールし、アカウントを作成すると、端末と錠前がBluetoothで連携するようになる。
アプリはバックグラウンドで作動するので、解錠するのにいちいちスマホを取り出してアプリを立ち上げる必要はない。バッグに入れるなどして近くに携帯した状態でドアの鍵部分をタッチするだけでいい。
このアプリはiPhoneのみで利用できるが、iPhoneユーザーでなくても専用の小型装置フォブでiPhoneと同様の使い方が出来る。また、従来のように鍵穴に差し込むタイプの鍵も用意されている。
■一時使用には電子スペアキー
電子キーは最大7つまで発行可能で、もしスマホを失くしたりしたときは、インターネットでその端末での解錠を無効にし、新しい端末を鍵として登録することもできる。
便利なのが、一時的に使える電子スペアキーを発行できる機能だろう。例えばハウスクリーニングや修理の業者にあらかじめスペアキーのコードをメールなどで送っておけば、入室ができるようになる。
そして用件が終了すると、そのコードは使用不能にできるので、セキュリティー面で安心できるというわけだ。
対応する端末機種はiPhone 4S以降、iPod touchi5世代以降、iPad3世代以降、そしてiPad mini。一式価格は219ドルとなっている。
Kwikset