さまざまな技術を搭載した「AIスーツケース」
「AIスーツケース」は、視覚障がいのある人を支援する統合ソリューションだ。加速度センサーなどから得られる情報とAI・ロボット技術を組み合わせ、移動やコミュニケーションをサポートするという。今月12日にスタートした実証実験の期間は、来年4月30日まで。三井不動産株式会社が管理・運営する商業施設「コレド室町3」に加え、国内の商業施設や公共交通機関などへの拡大を目指す。なお、「コレド室町3」にて先行実施されたデモンストレーションの動画が、AIスーツケース・コンソーシアムの公式Webサイトで公開されている。
慶応大・早稲田大もコンソーシアムに参画
AIスーツケース・コンソーシアムを設立したのは、アルプスアルパイン株式会社、オムロン株式会社、清水建設株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、三菱自動車工業株式会社の5社。同コンソーシアムには、慶応義塾大学と早稲田大学も賛助会員として参画。「AIスーツケース」をプラットフォームとした研究活動を行っていくとのことだ。
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(文・早川あさひ)